まーるく生きて、まーるくしにたい。

セミ襲来

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夜タバコ吸おうと思ってベランダに出ようとしたらセミ入ってきた!!!

ふむ、昔セミ取り名人と謳われた私の手にかかればセミの1匹や2匹・・・。セミの成虫は七日しか生きられぬ儚きものよ。どれ、ちょっと捕まえて、逃がしてやるか。と、最初は余裕ぶっこいてたけど、まじまじ見ると恐い・・・

アブラゼミだ。茶色で、背中が少し白いヤツ。意外とデカい。巨大なGを思わせるフォルム。

素手じゃ絶対無理!!!ティッシュ越しでも無理!!!

しかし虫取り網など手元にはないし、元気なヤツで部屋中をビュンビュン飛びまくる。壁にガツガツぶつかってもお構いなしだ。しかしここは寝室、放っておくわけにもいかない。しばらく窓を開けていたけど全然窓の方にいってくれないし、窓を開けっぱなしだと最恐生物の一つ「蛾」がいつ侵入してもおかしくない。

・・・もう、殺すしかない。

そう決心した私は静かにゴキジェットを手に取ると、天井にとまったセミめがけて噴射した。驚いた様子で逃げて、また元気に飛びまくるセミ。あれ?効いてない?

壁にとまったところをまた噴射。飛び回るセミ。ええ?Gにしか効かないなんてことある?

だがゴキジェットの毒は着実にヤツを蝕んでいたようで、次第に飛ぶ高度が低くなってきた。床にとまったところで噴射。噴射。また噴射。

すると最後の力を振り絞って私めがけて突進してきたのでヒラリと(ビビり散らかしながら)避けると、奇跡的に、自らゴミ袋の中に飛び込んでいった。すかさずゴミ袋の封をする。ふう・・・捨てる手間が省けたぜ・・・。

・・・ホントだもん!嘘じゃないもん!!証拠の映像だってあるもん!!!

残った力を振り絞ってゴミ袋(紙製)の中で鳴いている証拠映像がこちら。

ごめんね・・・

もう、楽になっていいんだよ・・・

はぁ、子供のころは虫かご一杯になるまでセミ取りしてたのに。いつの間に私はこんなに弱くなったのだろう・・・

(翌朝追記)

朝になっても、まだ袋の中でカサカサ音がしてる・・・・。すごい生命力・・・。

一思いに楽にしてあげたいけど、もう怖くてゴミ箱に手を触れることもできない。

すまぬ・・・・すまぬ・・・・・・

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